国債とは何か?基礎から国債を知る

国債の種類とメリット・デメリット

市場の金利と国債の関係は

市場金利と国債の間には「市場の金利が上がると国債価格が下がる」という相関関係があるようです。どうしてそうなるかをインターネットなどで調べてみても、専門用語もいろいろ出てくるし、なんだか非常にわかりにくい。いろんな要素が組み合わさっているようです。大体が「複雑な要素がからんでいる」とか「簡単に説明するのは難しい」となっており、ある説明では「犬が西むきゃ尾は東、の関係です」と書いてありました。そう思っていなさい、ということでしょうか。

例えば国債Aを購入したのですが、少ししてもっと金利の高い国債Bが売りだされました。国債Aを持っている人は、当然それを売って国債Bを買った方が得です。ところが価値が低くなった国債Aは元値ではなかなか売れません。それで価格を下げて売り出されます。こうして「金利が上がると国債価格が下がる」という関係ができあがる、ということのようです。ごくごく簡単に説明してしまうとこんな感じになりますね。

国債は満期まで持っていれば元本と利息は保証されます。しかし途中で売るときは市場の金利が適用されます。金利が1%の国債を100万円購入しましたが、それを途中で売ろうとしたときに市場金利が2%になっていたら、誰も金利1%の国債を買おうとは思わないでしょう。結局、値下げしてでも買ってもらわなければなりません。

国債の価値が低くなり価格が下がると、それを売るためには金利が上がるとも言えます。政府がどうしても財源の補足としてお金が欲しい時は、国債を値下げしてでも売りだそうとするでしょう。この国債が大量に市場に流通したとき、いずれは人気がなくなってくることも考えられます。新しく売り出される国債は、前よりも金利を高くしなければ売れないという悪循環がうまれます。数年前のギリシャに端を発したユーロ危機の時、信用を失ったギリシャの国債は大量に手放され大暴落しました。なんとか財源を確保したいギリシャはその国債金利を吊り上げ、最後には80%にもなったという事です。結局ギリシャの場合は欧州中央銀行やIMFが買い上げてなんとかしたため、経済破綻は免れたようですが。

安くしても金利を高くしても国債が売れ残ったらどうするか?国がいろいろな国策に必要な額を計算して売りに出すのが国債ですから、本当に売れ残ったら大変です。極端には国を運営できなくなり国家の破綻になってしまいます。日本の場合は、大手金融機関に買い取ってもらうから大丈夫、日本の国債はほとんどが国内で買われているので、海外で大量に売りに出されて信用が落ち、価格が暴落する、ということは考えられないから大丈夫、という経済学者による説明も見られますが・・・。考えると恐ろしいことですね。

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