国債とは何か?基礎から国債を知る

国債の種類とメリット・デメリット

国債のメリットとデメリット

国債の最大のメリットは、その満期後の元本を日本国が保証しているという安全性でしょう。国債はまず銀行や証券会社が買います。それを私達が購入するのですが、銀行など金融機関が破綻した時に1000万円までは補償するペイオフのような制度は適応されていません。しかし満期日の元本と半年後とのその利子の支払いについては、日本政府が責任を持っています。国内でもトップクラスの安全な投資先と言われる所以です。「国の経済が破綻したら、結局ダメじゃないか」という話も出てきがちですが、その時は銀行などの預金もペイオフどころではなくなるでしょう。

国債は証券会社や銀行やゆうちょでも募集していますが、他の預貯金といっしょにならないように、国際を買う時は国債用の振替口座を作る必要があります。また、国債は平成15年からは完全に電子化されたペーパーレスで、今では紙製の証券というものはありません。そのため、国債の購入・売却という取引は、国債を買った人が金融機関に開設した振替口座の記録によって管理されています(金融機関によっては、口座管理手数料等がかかる場合があります)。その取引状況は金融機関が発行する「取引残高報告書」等で購買履歴や残高などを確認することができます。ペーパーレス化のため、偽造や盗難、紛失、火事での焼失などの心配がなくなり、この面でも安全性は抜群です。

国としては金融機関だけではなくなんとか広く個人でも買い取ってもらいたいため、「個人向け国債」や「新窓販国債」など、買いやすい仕組みがいろいろ用意されている国債も発行しています。通常の国債は5万円からの固定金利タイプだけですが、「個人向け国債」は1万円から1万円単位で買う事が出来ますし、金利は固定と変動の二つから選ぶことができます。そして、「個人向け国債」は1年後からは原則としていつでも中途解約できます。財務省が買い取るため、利息の一部は差し引かれますが、元本は保証されます。また、「個人向け国債」の金利が通常の国債よりも低めなのに対して、「新窓販国債」は、通常の国債と同じぐらいの金利、つまり都市銀行の定期預金よりも金利は高めです。原則中途解約はできませんが、市場金利で売ることができるため、市場状況と睨み合わせて換金すれば、利益を手にすることもできます。

国債への投資には当然デメリットもありますから、よく理解しておくことが必要です。「個人向け国債」以外の通常の国債は、満期まで一定期間は解約できません。国債の金利が同じ運用期間の銀行定期預金よりも多少高めとはいえ、市場金利が上がっている時に元本割れしない満期まで大人しく寝かせておくのはもったいない、と思う人もいます。「個人向け国債」は定められている期間以前でも解約して換金もできないわけではないですが、その時の市場金利での売買になるし、ペナルティーとして利息の数回分を支払わなければなりません。市場の状況によっては元本割れをおこします。

また「個人向け国債」は固定型と変動型の2種類から選べますが、金利は通常国債よりも低めです。2014年2月現在で固定5年の利率は年利0.15%、変動10年は0.40%です。国債は期間が長いタイプの方がお得のようですが、10年間も資金を寝かせることにもなり、目的によっては投資機会を失う、という事にもなります。固定型は購入時の金利が満期まで変わらないので、金利が低い時に買って、満期時には高金利になっていた場合には、銀行の定期預金のほうがお得だった、という事にもなりかねません。インターネット銀行によっては、定期預金の金利がかなり高い銀行もありますね。また自分で調べて銀行を選ぶこともできます。

国債はいつでも購入できるわけではなく、募集期間はそれぞれ20日間ぐらいと短めですから、よく注意して証券会社や銀行、財務省のホームページなどを見ていないといけません。素人はなかなかこれからの市場の動向などは読み切れません。はじめて国債を買って投資する、という人は、何に使うか使用目的をはっきりさせて、やはり専門家に運用の仕方を相談するのが結局一番いいという事になるようですね。

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